ナガレボシ
「手がかりのない〜♪優しさだけじゃ〜♪・・・・出来たっ」
あかねは1人歌を口ずさみながら勉強机に向かっていた。
「我ながらなかなかのもんよね!・・・・なんて♪」
ニコニコしながらノートを見つめるあかね。
そこには短い文が何個か書いてあった。
「題は・・・そうだなぁ・・・"ナガレボシ"にしよっと♪」
するとあかねはそのページの1番上にちょこんっと"ナガレボシ"と書いた。
どうやら詩らしい。
国語の課題で出された「自由な詩を作る」。
それをあかねはやっていたのだ。
「流れ星
いつも突然やってくる
ぱっと光ってぱっと消えるあなた
そんなあなたを見つける私
例え他の人が見つけられなくても
私はすぐに見つけるの
その時いつも願うのは
「またあなたに会えますように・・・・」
そしていつも叶えてくれる
そんなあなたがいとおしい
だけどね・・・・
本当の願いはあなたがこれ以上私の前から流れないでってこと
ずっとそばで輝いて
ずっと近くで見ていたい
ずっとあなたと触れ合いたい
いつかこの願いは届くのかな?
そう、あなたの流れ星にのって・・・・」
「ん?なんでぇーこれは。。日記か?」
と、突然あかねの後ろに乱馬が立っていた。
「?!//////あ、あんたい、いつのまに?!/////」
「あん?俺はさっきからず〜っとこの部屋にいたぞ」
どうやらまたノックもせず入ったらしく、そのためあかねも気づかなかったらしい。
「の、ノックぐらいしなさいよ!!バカっ////」
「バカとは何だよっこのバカっ」
「だからそれはあんたでしょ!!このバカバカバカっ」
「んだとぉ?」
「なによっ」
「・・・・んじゃあコレはそのバカに見られてもいいんだな♪」
「あっっ/////」
乱馬はあかねとばかばかと言い争っているうちにひょいっと例のノートを取り上げた。
「や、やめてよっ////人の物勝手に見るなんてほんとサイテ―!!////」
「サイテ―でも結構ざんす〜・・・・・ん?」
あかねの言葉を無視するかのようにページをめくった乱馬。
一方あかねの方は顔の白く透き通った肌は今ではりんごのように赤くなっている。
「・・・・・・なんだこれ」
「な、なにって詩に決まってるじゃない。////あの・・・宿題のやつの/////」
「ほ〜・・・・・詩ねぇ」
「な、なによ!!読んだんならもういいでしょっ////早く返してっ/////」
「・・・・・おめぇ・・・・これ誰かのことを書いたのか??」
「え゛?////」
いつになく真剣に聞く姿とその質問内容にかなり驚くあかね。
しかもごまかそうにもこの雰囲気ではごまかせそうもない。
「べ、別にぃ!!////それに乱馬にはそんなこと関係ないでしょっ////」
「あ、あぁー関係ねぇよっ!だ、第一誰がお前みてぇな可愛くねぇ女心配するかっ///」
「え・・・?心配・・・?」
「あ゛・・・////だから!!そういう意味じゃなく・・・」
「ふ〜ん♪あんたヤキモチ焼いてた訳ね♪・・・へ〜♪」
「ばっ////だ、だからちが・・・・」
「まぁ安心して♪別にあんたがヤキモチやいても変わらないから♪」
「な゛っ・・・そ、それどういう意味だよっ」
「さぁね〜♪あ、私Pちゃんとお風呂入ってこよっと♪じゃあね♪」
「お、おい!あかね!」
------・・・・まさか相手って・・・Pちゃん・・?それとも良牙・・・?!
「ふふっほんと乱馬は鈍感だわ」
湯船の中で独り言をもらすあかね
その顔は、何故かとても嬉しそうだった。
----でも・・・・逆にそっちの方が助かるけど・・・ね
------あの流れないでって意味とか分かってんのかしら?
---------------・・・分かる訳・・・ないよね♪
---------------------------ふふっほんとばかっ
ナガレボシ、それは私の大切な人。
ナガレナイデとは・・・私だけの秘密の言葉。
みんなには分かる・・・・かな??
その頃乱馬は1人さっきの問題について考えこんでいた。
しかし、どうにもこうにも、思い出されるのは例のブタ。
「くっそ〜!!あかねのばか野朗〜!!!」
その問題はいつ分かることやら・・・・♪
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*管理人コメント*
キリ番取得記念としてりぃさんに差し上げたものですvv
ここであかねちゃんが言っていた「ナガレナイで」の意味皆さん分かりましたか??^^
実はこれ答えが1つというよりも皆さんのご想像におまかせしているんですvvv
・・・・・なんかこう言うと適当に作ったみたいに感じを受けると思いますが(汗)
でも今回は私がその込めた意味をいうよりもみなさんがどう感じたのかを知りたかったので、このような形にしました♪
良かったら掲示板でもメールでもご意見下さいvv
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