OOマーク
・・・・・なんで・・・・なんでこんなに暗いんだ?
それに体も寒ぃし・・・・・重てぇ・・・・・
---------じゃあね、乱馬・・・・・・・・・・・・・・
・・・え?あか・・・ね?
って、おい待てよ!何でそんな目で俺を見てんだよ!
何で・・・・・何でそんなに遠くに行っちまうんだよ!
俺は・・・まだお前に言わなきゃいけねぇことが・・・・・・・・・・・・・・・・っ
「・・・・・・・・・ぁ・・かね!」
ばっと反射的に体を起こすと、
「きゃあ!」という声と同時に俺の目の前も真っ暗になった
ごちん
そんな鈍い音と共に頭に強烈な痛みが走る
「ってー!!!」
痛てて・・・と、おでこを押さえていると、丁度目の前に足が見えた
まさかとは予想しつつも顔を上げる
「・・・・痛ったー・・・・・」
案の定あかねだった
しかも俺みてぇにおでこを押さえてやがる
それを見て今何が起きたのかようやく理解することが出来た
まだ頭の痛みは取れねぇけど、構わず口を開く
「おいあかね!おめぇせっかく人が気持ちよく起きようとしてたっつー時に何すんだよ!」
「気持ちよく?あのねー、あんたさっきずーっと唸ってたのよ?だから起こそうとしたんじゃない」
「・・・・は?・・・・俺が・・・?」
「あんた以外に誰がいるってーのよ」
唸る・・・・・・
んなことしちまったってことは、やっぱりさっきの夢のせいだよな・・・・・
いつもならすぐに忘れちまう夢も、さっきの夢ばかりは嫌と言う程はっきりと覚えてやがる
その証拠に俺の背中は変に冷たい汗で濡れていた
「・・・・そしたら急にあんたが何か叫びながら起き出して・・・・・・・・ほら、これよ」
あかねはびっと自分のおでこに指を指すと、少し赤くなって腫れているようにも見えるその場所を俺に見せてきた
「あーあ・・・・たんこぶみたいになっちゃったらどうしよ・・・・・」
ぽつんと、そう漏らすとあかねはその部分をたんこぶが出来ていないか確認しているようだった
「けっ、たかがたんこぶ1つで・・・・・」
「バカ!男のあんたと一緒にしないでよ!まったく・・・・女の子の顔に傷付けるなんて信じらんない!」
「女は女でも、おめぇの場合は特別だろー」
べーっと舌を出しながらからかうと、あかねはいつものように喰ってかかってきやがった
それをひょいひょいとかわしながら、朝メシを食うためにそのまま居間へと向かう
と、すでに先に朝メシを食べていたなびきが俺たちを見て呆れたようにため息をついた
「あんたらもよくやるわね、毎度こりずに」
「お姉ちゃん!だって乱馬が・・・・・」
「んだよ、おめぇがいつもつっかかってくんだろ」
「ハイハイ・・・・・・・・・・・・・・ん?」
急にじーっとこちらを見てきたかと思うと、ぱっとあのいやらしい目つきに変わった
その瞬間「しまった」とおでこを押さえたが、もはや無意味に等しい
「ふーん・・・・・・・・・なるほど、それでさっき2階でどたばたやってたってことか」
「へ?何が?」
なびきのわざとらしい遠回しな言葉にきょとんと聞き返すあかね
このアマ・・・・・まだ事の大事さに気付いてねぇのか?!
俺は俺で何て言ったらいいのか分かんなくなっちまって、顔を横に背けることしか出来なかった
なびきの野郎・・・・ぜってーよからぬ方を想像してやがんな・・・・////
「ねぇお姉ちゃん、なにがなるほどなの?」
「ふっ、あかね。隠したって無駄よ?何よりあんたらのおでこのキスマー・・・・・」
「わー!!!ほらあかね!遅刻しちまうだろ!さっさと鞄取ってこいよ!な!」
俺は無理やりバカでかい声を出して、なびきの言葉を遮るとそのままあかねの手を取って急いで2階へ上がった
居間から逃げようとした時、なびきの「クスっ・・・」という嫌な笑い声が耳に残る中で
結局あかねは事を理解しないままだった
もちろん学校行くときは、2度となびきみてぇな誤解をされないためにも、あかねにばんそうこ貼っとけって言っといたけど
それでも勘が鋭い奴はいる
運の悪いことにそれに当てはまるのが大介とひろしっていう・・・・・・・・・・・・何とも情けねぇ話
「乱馬、やるなら首にしろよ。首」
「わざわざあんっな目立つとこにやらなくても・・・・なぁ?大介?」
「ばっ//////だから違うっつってんだろ!!!////」
この時初めて、俺は神様っつーもんを恨んだ
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*管理人コメント*
「宵のムラサメ」管理人永野刹那さんに300000hitのお祝いとして差し上げましたv
ほんとはもうちょっと甘いものにしたかったんですけどね(^^;)
気が付いたらいつものドタバタになってました;
やっぱりこういうのが好きなんでしょうね、私自身が。
う〜ん・・小説はやっぱり難しいわ;
せちゅなさん、300000hitおめでとうございました♪
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