ひとときの朝



窓から差し込んでくる朝の光

目覚ましから聞こえる音

あかねは手を動かして目覚ましを止めた

そして上半身だけ持ち上げのびをした

「んーーーいい気持ち。今日もいい天気vv早くランニング行ってこよ」

ぱっぱと着替えて静かに階段を下りる

今はまだ明朝。家族は誰1人起きてはいない。起こしてはいけない。

静かに階段を下りて家から出た。

「さて、今日も元気に行って来るか」

走り出そうと思ったとき後ろからつつかれた 何かと思い振り向いてみると

「乱馬?!」

「シー!みんな起きちまうだろ」

慌てて手をふさぐあかね 乱馬は辺りを見回す どうやら誰にも気づかなかったらしい

「どうしたの?こんな朝早くに」

いつもならまだ寝ている時間 ましてや学校に登校するギリギリに起きる乱馬にはまだまだ睡眠時間はある

「別に・・・昨日変な男がこの町にでただろ。だからおまえが心配////」

そこまで言って乱馬は口をふさいだ。耳までまっ赤にして。

「心配・・・?わたしの?」

きょとんとした瞳で乱馬をみつめてくる。そんなあかねを今の乱馬は直視できなかった。

「///////ほ、ほら、行くんだろ!さっさと行くぞ!!」

そう言って乱馬は走り始めた

「あ!ずるーい!!こらー最後まで言って行けー!!」

それを追いかけるようにあかねが走っていく

私の心配をしてくれてわざわざ早起きして待っててくれたんだ

いつもとは違う そんなひとときの朝


END





-------------------------------------------------------------------------------
*管理人コメント*
「花ざかり」管理人幻桜みちさんから戴きましたv
日常の中のいつもとは違う朝
こんな些細なとこで気持ちって揺れちゃうんですよねvv
朝起き辛いはずなのに許婚のためなら頑張って起きれちゃう・・・
そんな乱馬の行動に乾杯♪
素敵な小説ありがとうございましたーvv