小さなハート



ふと気付けば、いつも隣に乱馬がいる。

家でも、学校でも。

嬉しいときも、楽しいときも。

悲しいときも、怒っているときも。


いつのまにか、乱馬が隣にいることが当たり前になっている。


そして、隣にいないときは、なんか物足りなく感じる。


乱馬とは喧嘩ばかりだし、あたしたちは仲がいいとは言えないかもしれない。


だけど、あたしの中で、乱馬はいなくてはならない人―――。


とても大事な人―――。




そう思うのはきっと、


あたしの心の中に芽生え始めた“小さなハート”のせい。

これからまだまだ成長していく、“小さなハート“のせい。


今はそのハートを大事にしながら、今までどおりのあたしでいたい。

今までどおりのあたしたちでいたい。



胸の中の“小さなハート”に手をあてて、

あたしは今日も乱馬の隣を歩く―――。





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*管理人コメント*
「僕だけの女神」の管理人吉見舞さんから我が家の40000hit記念に戴きました☆
なんとなんと!!このサイトの名前を使って下さったんですよ〜vv
感激が倍増してしまいました♪
私も一度「小さなハート」という小説を書きましたが・・・・・見事にエライ違い;
よっし〜ちゃんの小説にはいつも勉強させてもらってます^^
マンガやアニメのシーンで2人仲良く帰っている姿を思い浮かべてしまいました☆
こんな素敵な小説本当にありがとうございました〜vv